情報漏洩は自身で防がなければならない
古くなったパソコンの処分。特に仕事で使っていたパソコンのハードディスク(HDD)は、個人情報を含む機密情報が てんこ盛りだ。
昨年末、神奈川県庁で業者に委託してデータ破棄したはずのHDDが出回り、大騒ぎになった事件は記憶に新しい。
・ウィキペディア:2019年神奈川県HDD転売・情報流出事件
もはや業者も信頼できない、、となると 自分で完全廃棄するしかない。
HDD完全廃棄する、第三の方法
当ブログでも、過去にHDDの廃棄(データ完全消去含む)について、2種類ほどその方法を書いてきた。
① [HDD]ハードディスクの完全消去(2014.06.01)
この方法はデータを完全消去するだけなので、消去後も当該HDDは別の用途で使うことができる。言い換えれば、まだ使えるハードディスクは この方法で完全消去してやるのが良い。
② ハードディスクの破壊(穴開け処分)(2017.07.02)
この方法は、既に使えなくなったディスク(フォーマットもできない)や、反応が遅かったりして これ以上継続して使うに堪えない、、もう廃棄する場合に有効。
で、今回 もう重くて使えなくなったHDDを廃棄することになったが、上記②の方法だと とても大がかりで手間がかかる。。
なので、ケースごとドリルで穴を空ける②の方法ではなく、専用ネジでHDDを分解し、中のディスクを取り出し破壊する方法を。
③ ディスクを取り出し破壊する方法
●HDDにあるネジを外す
まずは HDDにあるネジを外すのだが、特殊なネジで普通のプラスマイナスドライバーでは回せない。
トルクスドライバー、または精密ドライバーと呼ばれる特殊なドライバーが必要だ。
100均にも売っている とネットに書いてあったが、何件か探しても見当たらなかったので、アマゾンで購入。
※ラベル(シール)の下にもネジが隠れているので、忘れずに外すこと。
●フタをドライバーでこじ開ける
HDDの種類によっても異なるが、物によってはネジを外してからドライバーで隙間をこじ開けてやる必要がある。
フタを外すと記録ディスクがお出ましになる!
ディスクは塵一つない美しい鏡面!
●さらに中心のネジを外す
ディスクを中心で固定しているネジがある。このネジは先ほどの外側のネジ(今回は「T9」サイズだった)より少し小さいネジ(「T5」サイズだった)なので別のドライバで外す。
●ディスクを取り出す
中心のネジと固定金具を外すとディスクが取り出せる。
●これを「二度と読めないように」物理的に壊す。
CDやDVDのように、折り曲げるとパキッっと破損すると思っていたのだが、、意に反して厚さ数ミリのかなり頑丈な金属板だった。。
なのでペンチ2本つかって折り曲げたり、強力磁石でなぞってみたり、ドライバーで表面を傷つけてみたり、、まぁ思いつくままに「破壊」工作してみた。(^^;
ホントはこの時点で更にドリルで穴をあけたり、切ったりしてしまえば良いのかも知れないが、、それだと②の手間と変わらなくなってしまうので、、ここは手作業で出来るレベルにとどめる。
ここまでやっておけば、誰もこれからデータを読みだそうとはしないでしょう。
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