Gmailのセキュリティ対策が強化された
今年の3月くらいから、どうやらGoogleのセキュリティ対策の一環で、Gmailのセキュリティ対策も強化された模様。
それに伴い、今までは問題なく送受信できていたものが 届かなくなる、、などの影響がいくつか見られる。
※これ(下記)で完全に直ったワケではないが、、重要な発見なので まずはメモとして。。
さくらのメールからgmailへの転送ができない
お客様から、「gmailに自動転送しているメールが届かない」という報告があった。
aaa@aaa.com
↓(送信)
[○]bbb@bbb.com(さくらのメール)(*1)
↓(自動転送)
[×]ccc@gmail.com(Gmail)(*2)
※エラーになる時と、迷惑メールに分類される時、、などある。。
確認ポイント
いくつか確認すべきポイントがあるので、順番に列挙していこう。
※この中で「さくらのメールからgmailへの転送ができない」の最大ポイントは下記(4)!!
(1) Gmailのフィルタ設定
Gmailの「設定」の「ファイルとブロック中のアドレス」で、
①「ブロックしているアドレス」に設定されていないか、確認。
②「新しいフィルタを作成」にて、当該メルアド(エラーになるメルアド)を「迷惑メールにしない」に設定。
※本記事では詳細は割愛します。
(2) ドメインのSPFレコードを設定
転送元(上記例ではbbb@bbb.com (*1))のドメイン(bbb.com)で、DNS設定のSPFレコードを設定する。
※本記事では詳細は割愛します。
参考: https://attrise.blog/ceo/archives/9405
(3) Googleの「Postmaster Tools」で認証
※本記事では詳細は割愛します。
参考:https://attrise.blog/ceo/archives/14273
(4) さくらのメールで「ウイルスチェック」を「無効」にする!
※本記事のメインなので、下記で詳しく。
さくらのメールで「ウイルスチェック」を「無効」にする!
エラーになるメールのヘッダ情報を詳しく調べていったら、本来記録される 上記(*1)のIPアドレスの他に、もう一つ 別のIPアドレスが記録されていた。
さくらサーバーのサポートに問い合わせたところ、この別のIPは「ウイルスチェック」設定を「有効」にしていると、セキュリティ専用サーバーを経由して転送される、とのこと。
つまりSPFレコードに きちんとメールサーバーを設定していても、転送時に送信元IPが変わってしまうことで、転送先から見ると「SPFレコードに定義されていないIPからの送信」となり、エラー もしくは迷惑メール等と解釈されるケースがある。
なので、メール設定管理画面より、「ウイルスチェック」を「無効」にすべし!
※さくらのメールでは、全てのアドレスで この無効設定にしておいた方が良さそうだ。
また「迷惑メールフィルタ」も「利用しない」にしておいた方が、想定外の挙動を回避できそうだ。
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