人工知能に関するベストセラー
人工知能の全体像を理解するために、当該ジャンルでベストセラーでもある「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」を読んだ。
歴史的背景から現状、将来展望まで
本書は、人工知能の全体像を把握・理解する上でとても分かりやすく書かれている。
人工知能を「レベル1~4」の4つのレベルに分類し、それぞれの特徴や今現在のレベルなどに当てはめて解説している。
この手の本はヘタすると難しい専門用語の羅列で理解できないことも多いが、本書は難しい専門用語は 比喩を使ってわかりやすく解説してくれているので、技術にあまり明るくない初心者が読んでも理解できるようになっている。
第1次AIブーム~第3次AIブーム
本書では、人工知能=AIについて、過去の歴史的生い立ちから、現在の状況、今後の展望などについて、第1次AIブーム~第3次AIブームに照らして解説している。
現在は第3次AIブームであり、過去の第1次、第2次のように「がっかり」して終わるのか、それとも本格普及していくのか!?
ディープラーニング技術が開発されたことで、過去のブームとは異なる発展に繋がると読んでいる。
20年前のインターネット黎明期と同じ空気が
ワタシが感じるのは、ちょうど20年前の1990年代後半から2000年前半にかけて爆発的に普及したインターネットの黎明期を同じ空気を感じる。
それから20年、今やインターネットが当たり前に使われる時代になった。
モバイル端末から、文字通り「いつでも どこでも」当たり前に使われ、生活の一部になっている。
AIも、今まさにその黎明期であるように思う。
産業は20年毎に入れ替わる
私の師匠でもある稲盛和夫氏は、メイン産業は20年毎に入れ替わる、と話されていた。
戦後の繊維産業、自動車産業、コンピューター産業。。
インターネットの普及から ちょうど20年。これからAIの時代がやってくる。