マーケティングのイロハが分かる入門書
USJの業績をV字回復させ、今年7月に開業予定のテーマパーク「ジャングリア沖縄」を手がけるマーケター森岡毅氏(株式会社刀代表取締役兼CEO)著作の本書。
最近 森岡氏は、ジャングリア沖縄の開業を控えてか、あちこちのメディアに登場しているが、本書は まだ株式会社刀やジャングリア沖縄が誕生するよりも前、2016年に執筆されたものである。
本書を読むきっかけは、以前より森岡氏に魅了されている弊社スタッフが、自身で読んでいたものを貸してくれたこと。
最初は借りた本を読んでいたのだが、読み進めるうちにどうしてもマーカーでアンダーラインを引きたくなる箇所が続出し、、ついには別に新たに購入してしまった(^^;
技術屋の弱点。。
根っからの技術であるワタシ=当社の弱点は、営業・マーケティングの知見。。
本書では、目から鱗のマーケティング的視点が、「入門書」というだけあってワタシにも分かりやすく解説されていた。
[備忘録]マーキングしたところ
備忘録として、今回マーキングしたところをメモしておこう。
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●「どう戦うか」の前に「どこで戦うか」を正しく見極めること
●「消費者視点(Consumer Driven)」
→ 「どれだけの消費者価値につながるのか」という1点に尽きる
●「売上金額」=「売上個数」×「平均価格」=「消費者の数」×「認知率」×「配荷率」×「平均価格」
●「目的 → 戦略 → 戦術」の順番で考える
●戦略の方が戦術よりも大事
→ 戦略の大きなミスは戦術ではリカバリーできないから
●企業にとって「どう戦うか(戦術)」の前に「どこで戦うか(戦略)」を正しく見定めることが何よりも重要
●「戦略が強いと正しい方向へ進む、戦術が強いと遠くまで飛べる」
●大きい相手には大きいゆえの弱点がある。一見、不利に思えても、その不利さの裏側に自分たちは何かを持っていないか、想定される状況を切り替えながらよく考えてみること
●目的:OBJECTIVE(達成すべき目的は何か?)
目標:WHO(誰に売るのか?)
戦略:WHAT(何を売るのか?)
戦術:HOW(どうやって売るのか?)
●消費者インサイトとは「消費者の隠された真実」
●「どう戦うのかの前に、どこで戦うかを正しく見極めること」
●戦況分析を徹底的に行うこと、消費者理解に徹底的に自分の時間を投資すること