「RPA」は、パソコン業務を自動化するロボット
※RPA:Robotic Process Automation/ロボティック・プロセス・オートメーション
製造業で使われるライン等のブルーカラーの業務をサポートする産業用ロボットに対し、主にパソコンなどのデータ入力等、ホワイトカラーの定型作業をサポートするロボットをRPAと言う。
もっと分かりやすく言うと、1台のPC上で異なる複数のソフト(アプリケーション)を横断し自動的に処理を行っていく。
例えばWebブラウザで特定のキーワードを検索し、それに関するサイトをピックアップしExcelに集計していく。とか、
見積書から数字を拾い、顧客データシステムに入力したり、請求書を自動作成したり。。
事前に作成した業務の「シナリオ」に沿って作業を自動的にこなしていくので、このシナリオ次第で色々な作業を行うことができるのだ。
体験セミナーで実際に操作してみた
RPAの潜在的能力に魅力と将来性を感じたのだが、この手のモノは 読み物を読んでも いまいちピンと来ないことが多い。
なので、セミナーに参加して全体像と具体的なイメージを深めることにした。
幸か不幸か(!?)、セミナー参加者はワタシ一人だけ。。(^^;
講師の方とマンツーマンでじっくり学ぶことができた。
非常に便利だが、費用が高い
セミナーを受講して、またその中で実際に自分で操作してみた感想は、とても画期的で作業効率も飛躍的に上がることが期待できる。
ただし、まだ費用が高い。。
これだと余程効率化できる業務に適用できなければ費用対効果が合わないと思う。
大企業ならいざ知らず、現段階では中小企業だとキツイかな。。
感覚としては、3人日以上かかるような業務・処理に適用するのであればペイできそうに思う。
AIもそうだが、RPAも今はまだ黎明期なのだと思う。
かつてCADソフトが100万円とかしたものが、今はOfficeソフトと同等程度の価格で買えるようになっている。
RPAソフトも、いずれ普及するに従い 単価が下がってくるのだろう。
既存ツールを組み合わせてできないか!? >「身の丈RPA」
実際に体験してみて、RPAを使って全自動で処理しなくても、既存のツールを組み合わせることで そこそこ効率化を図れるのではないか、、とも思った。
もちろん行うべき業務にもよるが。。
「身の丈RPA」とでも言うべきか、そんな泥臭い改善もありだと思う。