「仲間のために尽くす」
■今週の 考え方・フィロソフィの学び「仲間のために尽くす」
—「仲間のために尽くす」——————————
人の行いの中で最も美しく尊いものは、人のために何かをしてあげるという
行為です。
人はふつう、まず自分のことを第一に考えがちですが、実は誰でも人の役に立ち、
喜ばれることを最高の幸せとする心をもっています。
かつて、真冬のアメリカで起きた飛行機事故で、一人の男性が自らが助かるという
その瞬間に、そばで力尽きそうな女性を先に助けさせ、自分は水の中に消えてしまう
という出来事がありました。
人聞の本性とはそれほど美しいものなのです。
私たちは、仲間のために尽くすという同志としてのつながりをもってみんなのために
努力を惜しまなかったからこそ、すばらしい集団を築くことができたのです。
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中国の王陽明が陽明学の中で唱えた言葉に「致良知」(ちりょうち)という
言葉があります。
人間は本来生まれながらに「善」(良き心)を持っている。という考え方です。
が、長ずるにおよんで(年を重ねていくうちに)世間の荒波にもまれ
善なる心(利他の心)が、利己に覆われてしまうのが普通です。
今回の新型コロナは、そんな人類への警鐘に思えてなりません。
緊急事態宣言が解除され、少しずつ日常が戻りつつあります。
弊社でも、今週から段階的にリモートモードを解除していきます。
今週は一人ずつ出社していただきますが、どうしても出社している人に
負担がかかりがちになります。
仲間のために尽くす、というとちょっと大げさですが、お互いを思いやり
感謝の気持ちを持って接することが大事なのかなと思います。
今日から6月、、また新たな月が始まります。
そして新たな生活様式に変わっていくと思います。
暑かったり、梅雨空だったりと、体調管理と、、そしてメンタル面での
管理も忘れずに、みんなで協力しながら乗り切っていきましょう!
今週も、今月も、、よろしくお願いします!
服部