見ているものが違ったウサギとカメ
朝礼で書籍の輪読をしているが、「心を高める、経営を伸ばす」などが一通り終わったので、今は「いいことがいっぱい起こる!ブッダの言葉」をテーマに行っている。
今朝は「ハンデのある人のほうが強いワケ」、というテーマ。
ワタシからの解説として紹介したのが イソップ童話の「ウサギとカメ」の話。
一般的な解釈は、、
ウサギは途中でサボったので、コツコツと歩き続けたカメに負けた、というもの。
教訓としては、油断大敵、努力が大切、といったようなものだろう。
ところが この話、もう一つの解釈がある。
どこを見て走るのか!?
ウサギはカメを見て走っていた。だからカメがノロく遙か後方にいたので、油断して寝てしまった。
ところがカメは、ゴールを見て走って(歩いて!?)いた。なので途中で寝ているウサギを追い越しても歩みを緩めることもなくゴールした。
つまりウサギは他人を基準にしていたが、カメは自分の目標を基準にしていた。
周り人や他人と比較していないだろうか?
仕事に於いても日常生活に於いても、ライバル会社と比較したり、他人と比べたり、、ともすると他者を基準に自分のペースや判断を下してしまいがちである。
しかし人と比べるのではなく、自分の目標=ゴールを目指していれば周囲に惑わされたり、他人の功績や評価などで一喜一憂することもなくなる。
相対的な尺度・基準ではなく、自分自身の物差し=基準で歩むようにしたいものだ。