「おめでとうございます」と「おめでとうございました」
休みの日、自宅でテレビを見ていたときの話。。
その番組は、出演者が仮装してパフォーマンスし、審査員がポイントを付けていき一定ポイント以上だと『合格』となる(ハッキリ「仮装大賞」って言った方がわかりやすいな…(爆))。。
で、その番組のMCの方が合格者に「おめでとうございました!」と連発していた。
個人的には違和感がある「おめでとうございました」
この番組に限らず、以前から表彰式とかで司会者が「おめでとうございました」と言っているのを聞くと違和感を感じていた。
「おめでとうございます」ではないのか??
ネットで検索してみると、同じように感じる人も多いみたいで、たくさん表示された。
明確に「間違った言い方だ」という意見もあれば、逆に「間違ってない」と言い切る意見もあり、、なかなか奥深そうだ。
「明けましておめでとうございました」とは言わない
いろいろ見ていると、例えば結婚式ではおめでたいことが過去形で終わっている表現なのでNG、とか、、新年の挨拶で「明けましておめでとうございました」とは言わない、など、、このあたりは本当のようだ。
NHKのサイト「最近気になる放送用語」に正解があった
さすがNHK!「放送文化研究所」なるサイトで、「最近気になる放送用語」として解説してあった。
これによると、
「おめでとうございました」という言い方そのものを「おかしい」とか「間違っている」などと決めてしまうことはできません。ただし、これをおかしいと感じるかどうかは人・場合によってかなり違いがあり、放送で使う場合にはそのことを意識しておく必要があるでしょう。「おめでとうございます」とは異なるニュアンス(たとえば横綱昇進が決まった直後の興奮・感激)をあえて伝えたい、という積極的な考えがあるのであれば、使ってもかまわないように思います。
その下の「解説」欄に詳細が記載されていますが、
「おめでとうございました」については、文研でこれまで何度か調査・分析をしています。おかしいと感じる人は54%という結果が出ましたが(『放送研究と調査』97年4月号掲載)、これに付け加えて言うと、おかしいと感じるかどうかは地域によってもかなり異なる、ということがあります。
つまり、用語として間違った使い方ではないが、違和感を感じる人が54%もいるということですね。
違和感を感じる人が多いのであれば、あえて「ました」ではなく「おめでとうございます」を使うようにしよう。
NHKさんのおかげ(!?)で間違った用法ではない、ということがわかったので、なんかスッキリした。(^^;