ご存じGoogleの提供するメールサービス「Gmail」。ちょうど一ヶ月くらい前、Googleが「Gmailが日本語などアルファベット以外文字を含むメールアドレスとの送受信に対応する」と発表した。
わかりやすく言うとどういうこと?
今までは、メルアドに英数字以外の文字が入っていると送受信できなかったのが、例えば「武@メール.グーグル」などのアドレスでも利用可能になる、ということ。
以下、Official Google Blogより抜粋
システム的に影響はないか?
今はあまり一般的でないので、普通にパソコンを使っているユーザーであれば 今のところあまり影響はないのだが、、仕事柄クライアントさんのサービスやシステムに影響はないか!? 整理しておく必要がある。
送信フォームは影響あり
Webサイトで、「お問い合わせ」とか「資料請求」とか「メール送信フォーム」を設置しているサイトは多い。
今は入力ミスを防ぐために、大抵は「半角英数字以外はエラー」として、再入力させるロジックになっている。
対応するか、放っておくか!?
現状は、意図的に日本語メルアドを使っているケースより、圧倒的に入力ミスの方が多い(と思われる)。
なので、入力チェックでエラーにしているのだが、、今後日本語メルアドが普及してきた場合、システム的にどうするか(エラーとするのか、許容するのか)判断が必要になってくる。
とは言っても、対応する(許容する)にはシステムの改修が必要で作業工数も発生する。また、いくらシステム(フォーム)側で対応したと言っても、それを受信する人が使っているメーラー(メールソフト)が日本語メルアドに対応していなければ そこで不具合が起きる。
なので、当面は普及具合の様子見で良いとは思うが、、業務でメールを使う人、特にフォームのあるサイトを運営している企業担当者は、こういった懸念がある、ということは認識しておく必要がある。
はたして普及するか?
では、はたしてこの日本語メルアドが今後普及するのかどうか?
日本語ドメインの普及具合が参考になるか
2001年2月に日本語ドメインが登録開始となった。日本語ドメインの普及具合が日本語メルアドにも参考になると思う。
日本語ドメインが開始なら、日本語メルアドもそのときからあったはず
日本語ドメインサービスが開始されたということは、その時点で日本語メルアドも存在していることになる。
ただ、今までは日本語メルアドを目にすることはほとんどなかった。なぜならほとんどのシステム/メーラが対応していなかったから。。。
で、その日本語ドメイン、つまり日本語のURLがどの程度普及しているか? というと、たまに目にするときはあるが、残念ながらあまり一般的に普及しているとは言い難い。
そもそも日本語ドメインは何がうれしい(便利)か、というと、URL入力時、入力ミス(スペルミス)が少なく覚えやすい、ということ。
検索が主流
しかし、広告などを見ているとURLを直接記載しているより、「『○○○』で検索」などと検索キーワードを書いて、検索させるケースが多い。
この流れはまだしばらく続くものと思う。
ということで、日本語メールアドレスの普及にはまだまだ時間がかかりそうなので、早急に対応する必要はなさそうだが、、知識としては知っておく必要がある、と思う。
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