ブータン国王夫妻の来日に伴い「GNH」(Gross National Happiness)国民総幸福量という考え方が知れ渡った。
GDP(国民総生産)という物質的な尺度ではなく、精神的な豊かさ、幸せの度合いを重要視した考え方が、注目され多くの共感を得ている。
GDPでは 183ヶ国中162位(2010年度)という物質的には貧しい国で、何と国民の約97%が幸せだと感じている。
一方の我が国日本は、中国に抜かれたとは言え世界第3位GDPで、物質的には遙かに恵まれているにもかかわらず年間自殺者が3万人を超え、幸せだと感じている国民の割合も遙かに低い。
これはいったいどういうことか。。?
自分の置かれた境遇をどう考えるか、この「考え方」次第で幸せだと思い、また不幸にも感じるのであろう。
であれば、同じ境遇でも幸せだと感じていたいと私は思う。
「足を知る」という言葉を教わったことがある。際限のない欲望を追求するのではなく、足を知りそれ以上を望まず謙虚に思うこと。
もっと足を知り、自分の欲望のためではなく 周囲も含めたみんなが幸せであるために ささやかながら貢献していきたい。