仕事始めの1/4、年頭の挨拶として「ビジネスの三原則」について話をした。
モノによっては、「経営の三原則」と言われたり、単に「三原則」として語られることもある。
ワタシが以前努めていた会社では、「設計の三原則」と教えられたが。
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「品質」「納期」「コスト」
吉野家で言うところの「うまい、はやい、やすい」、、といったところか。。
まぁ、この場合のコストとは、売価を安くする、ということではなく、原価を抑える、ということではあるが。。
1.「品質」
これは言うまでもなく、提供する商品のクオリティを上げる、ということだ。
ただ、今回ワタシが強調したのは、「ミスをなくす」=「バグをなくす」ということ。
せっかく苦労して作り上げた製品も、最後のほんのちょっとした確認を怠っただけで つまらない不具合がおきてしまっては、元も子もない、、全ての努力が水の泡になるくらい「汚点」となってしまう。
これは、本当にもったいないことだ。
95%の完成度では ダメ、なのである。
紙の印刷では、間違った原稿のまま 例えば5000部印刷してしまったら、もぉ取り返しがつかない。
だが、Webの場合は 発覚した時点で修正してしまえば 何事もなかったようにできてしまう。
その分、どうしても「確認」が不十分になりがちである。
「不具合」=「欠陥商品」である! ということを自覚し、「ミス」「不具合」を「0(ゼロ)」にしよう!
ワタシの前職であるプログラマの世界では、だいたい8割方できた時点で、まだ完成度としては50%くらいであった。
あとの2割の完成度を上げるのに、それまでと同じくらいの時間=工数がかかる、ということだ。
「完成度」をあげる努力を怠ってはけない。
デキる人は完成度が高い。
2.「納期」
「クライアント」=「お客様」に対し、納期=スケジュールを守ることは当然であり、今更改めて言うことでもない。
ここで強調したいのは、「納期を短縮する」=「作業効率を上げる」努力をしてほしい、ということ。
特に自社コンテンツの場合、スケジュールの設定はしているが、どうしても顧客対応の業務が優先になって ズレ込んでしまうことが多い。
突発的な作業もあるが、最初からそれを考慮したスケジューリングを行い、スケジュールを死守する様、努めていただきたい。
3.「コスト」
上記「納期」でも述べた「作業効率を上げる」ということと多分にからんでくるが、「付加価値」の高い「製品」「作業」を心がけてほしい。
売価が同じ製品であれば、コストを下げれば利益は増える。
利益が増えれば、みんなが幸せになれる!
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案件数が増えれば売り上げも増えていくが、世の中の景気動向が思わしくない状況下で、案件数が楽に増えることは期待できない、、
とすれば、「みんなが幸せになる」ためには、、今までの案件数でも利益が伸ばせる工夫をすれば良い。
(1) 付加価値の高い仕事・提案で売上単価を増やす。
(2) 効率よい作業で、工数を削減する。
「幸せになる」ためには、作業効率を上げて余暇を楽しもう!
(3) つまらない「バグ」をなくす。
バグ解析・対処の工数って結構とられている。。。
これがなくなれば2割くらい作業効率が上がるし、対クライアントに対しても主導権を持ち続けることができる。
バグがでると、本当に立場が弱くなってしまうことを認識してほしい。