「私心のない判断を行う」
■今週の 考え方・フィロソフィの学び「私心のない判断を行う」
—「私心のない判断を行う」——————————
何かを決めようとするときに、少しでも私心が入れば判断はくもり、その結果は
間違った方向へいってしまいます。
人はとかく、自分の利益となる方に偏った考え方をしてしまいがちです。
みんなが互いに相手への思いやりを忘れ、「私」というものを真っ先に出して
いくと、周囲の協力も得られず、仕事がスムーズに進んでいきません。
また、そうした考え方は集団のモラルを低下させ、活動能力を鈍らせることにも
なります。
私たちは日常の仕事にあたって、自分さえよければという利己心を抑え、
人間として正しいか、私心をさしはさんでいないかと、常に自問自答しながら
ものごとを判断していかなければなりません。
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今週のテーマは「私心のない判断を行う」です。「私たちは日常の仕事に
あたって…」と書かれていますので、この文章は仕事を念頭において書かれた
ものと思います。
今、リモートモードで在宅で業務を行っていただいていますが、お陰様で
ほぼ滞ることなく業務を円滑に遂行できていると思っています。
これも、皆さん一人ひとりが 真摯に業務を遂行していただいているお陰と、
心より感謝いたします。
場所が離ればなれで、コミュニケーションも限られているからこそ、お互いが
相手を思いやる気持ちがないと、このように円滑には進められないと思います。
本当にありがとうございます。
「仕事」から少し外れますが、今 緊急事態宣言で国民みんなが自粛を求め
られています。
一人ひとりが みんなでガマンをしなければならない時ですが、残念ながら
会社の向かいの居酒屋は 今でも普通に営業していますし、お客さんで
賑わっています。7~8人のグループで飲んでいる人たちもいます。
経営者の立場からすると、自粛休業しても家賃も人件費も待ったなしで、
資金的余裕がなければ 会社がいつまで持つかギリギリの瀬戸際であることも
容易に想像でき、簡単に自粛できるものでもない、ということも理解できます。
しかし、このフィロソフィにもあるように 私心をはさまずに判断することが
求められているのではないでしょうか。
お店を一方的に非難することはできませんが、そこに安易に飲みに来ている
一人ひとりの客は、やはり自制しなければならない状況だと思います。
万が一 そこでクラスターが起きてしまえば、自分や家族が陽性になるだけでなく、
緊急事態宣言の解除もどんどん先延ばしになってしまいます。
今こそ、私心をはさまず「人として何が正しいか」という判断基準で
行動しなければならないと思います。
因果応報、、良い行いも 悪しき行動も、今の自分自身の行動の善し悪しは、
いずれ必ず巡り巡って自分、または自分の身近な人、そして子や孫の世代に
返ってきます。
私心を捨て、人として正しい行動を心がけていきたいものです。
今週もよろしくお願いします!
服部