盛和塾は 今年いっぱいで解散。。
7/17(水)~18(木)と、パシフィコ横浜で開催された盛和塾の世界大会に参加してきた。
盛和塾は、京セラ、KDDI創業者で、後に日本航空(JAL)の会長としてV字回復させた稲盛和夫氏が塾長を務める、経営者の勉強会。
日本国内はもとより世界各地に100以上の塾(支部)があり、塾生は15,000人にのぼる。
その盛和塾は稲盛塾長がご高齢なことにより、今年いっぱいで活動を休止し、解散することが決まっている。
なので、今回の第27回 世界大会は、盛和塾として最後の世界大会となる。
4,791名の塾生が参加
今回の世界大会は、過去最高の4,791名もの塾生が参加。
二日間にわたり、主に各地区から選抜された6名の塾生による経営体験発表と、塾長講話を中心に、その他コンパ(懇親会)などが行われる。
稲盛塾長は ご高齢でもあり、体調不良からここ1年くらい塾長例会に参加されていない。
今年の活動でも、唯一この世界大会に参加されるはずであったが、残念ながら体調不良によりご欠席され、急遽 京都からビデオメッセージでコメントされた。
以前とくらべると少しお痩せになっていたが、しっかりとした口調で我々にメッセージを送っていただいた。
6名の経営体験発表は どれも素晴らしく、こんなにも涙を流しながら聞いた例会は初めてだ。
最後の塾長講話は「フィロソフィをいかに語るか」
そして二日目最後は、塾長講話。
本来であれば 稲盛塾長ご本人がご講話されるはずであったが、欠席のため、原稿を代読するかたちで進められた。
最後の塾長講話のテーマは「フィロソフィをいかに語るか」。
今まで、稲盛塾長の講話は数え切れなくくらい膨大な回数を、さまざまなテーマで語られてきたが、最後の最後に選ばれたテーマが「フィロソフィをいかに語るか」。
盛和塾ではフィロソフィーを繰り返し学び、塾生自身は身についているが、それを自社で伝えることに苦労する塾生が多い。
それを危惧されて 最後のテーマに選ばれたものと思う。
塾長からの我々塾生への最後のメッセージは、感動と寂しさと、、いろいろな感情が混ざり合い、あふれる涙を抑えることが出来なかった。
利他の心を実践されたJALのメッセージカード
稲盛塾長がJALの再建をされる時、塾長への恩返しも込めて 我々塾生で「JALを応援しよう」という輪が広がった。
千羽鶴や 応援メッセージカードを手渡すなどして応援したが、今回 そのお礼として参加塾生4,700名全員にJALの皆さんが一枚一枚 手書きのメッセージカードをくださった。
そして その全てのカードの最後に我が横浜塾生でもある藤田副社長が手書きで1行、「報恩の志、利他の心」というメッセージを書いていた。
5,000枚近く、全て手書きで、、いったい何日かかったのだろうか。。
ご本人から伺ったところ、ボールペン20本でも足りずに 追加で買った、、と。
頭が下がります。
まさに「誰にもまけない努力」をされています。
こんなご縁をいただき、感謝。