”日本でいちばん大切にしたい会社”の日本理化学工業
全社員の7割以上が障害者という日本理化学工業。
”日本でいちばん大切にしたい会社大賞”に選ばれ、テレビ東京のカンブリア宮殿でも特集された注目の会社だ。
とても身近な存在のこの本
この日本理化学工業の大山隆久社長は、盛和塾でも一緒に学ばせていただいている知人でもある。
2~3年前、盛和塾の有志で日本理化学工業を見学させていただく機会があったのだが、残念ながら都合がつかず その時は行かれなかった。
今回、この本「虹色のチョーク」(幻冬舎)の発刊を知り、すぐに購入した。
そしてこの本の著者 小松成美さんは、1年くらい前に講演を聴かせていただく機会があり、、どちらもとても身近な存在だったので、日頃読む本よりもとても親近感を持ちながら一気に読み終えた。
さまざまな困難と葛藤を超えて
世間でも注目され素晴らしい経営をしている日本理化学工業さんであるが、ここに至るまで幾多の困難を乗り越えてきた。
特に二代目の現 大山隆久社長は 過去にさまざまな葛藤を乗り越え、今がある。
特に印象に残ったのが、先代の大山会長が迷っていたとき ある住職から言われた言葉。
曰く、物やお金をもらうことが人としての幸せではない。
人に愛されること
人に褒められること
人の役に立つこと
人から必要とされること
障害者であっても、施設に入って手厚く世話をしてもらうだけでは 本当の幸せと言えるだろうか。
やはり人の役に立ち、人から必要とされる、、それによって本当の幸せを感じることができる。
日本理化学工業のやっていることは、本当に素晴らしいことだ。
せっかく五体満足でこの世に生を受けたからには、せめて「世のため人のために」尽くす人生でありたいと、改めて思った。