「日本一裁判しない弁護士」が書いた交渉術の本!
マラソン仲間でもあり、経営者の勉強会でご一緒させていただいている、「日本一裁判しない弁護士」がキャッチフレーズの弁護士の三谷淳さんが書かれた本「本当に賢い人の 丸くおさめる交渉術」を読んだ。
過去1万件にもおよぶ交渉の経験をふまえ、交渉は相手を負かして勝っても 相手に遺恨が残るようではお互いの長期的な利益にならない、と説く。
そこから行き着いたのが「日本一裁判しない弁護士」という、裁判になる前に丸くおさめるという交渉術なんだろう。
日頃つねに出くわす「交渉」
交渉と言うと、ビジネスでのやりとりをイメージするが、仕事に限らず、家庭・プライベートでも、大なり小なり「交渉」する機会にはたくさん遭遇する。
例えば夫婦間で「今日飲み会があるから晩ゴハンはいらない」とか、「明日は昼からどこどこへ出かける」などと言うのも、広い意味で交渉になるのだろう。
そんな日々出くわす交渉は、やはり円満にしたいと誰もが思うもの。
ちょっとした思いやりの気持ちが大切
そんな円満な関係になるには、やはり相手のことを慮(おもんぱか)る思いやりの気持ちが重要なのだと思う。
昔話の「北風と太陽」ではないが、相手の心をひらくには こちらも北風ではなく太陽の心で接することを心がけたい。
この本には、交渉にとどまらず 人間関係を円滑にするためのノウハウが盛りだくさんなので、ビジネス書のカテゴリーではあるが、ビジネスマンに限らず多くの人に読んでもらいたい本だと思う。