脳科学で立証された人間力
ある経営者の勉強会でもご一緒させていただいている脳科学者の岩崎イチロー博士から先日伺った話。
「幸せ」と感じている人
脳科学の研究で、大金持ちの家に生まれた子供や、貧民街で生まれ育った子供たちを、その後70年近く追跡調査したデータがあるそうです。
2年ごとに、面接調査を行ったのだとか。
恵まれた環境に生まれ、その後も恵まれている人。
恵まれた環境に生まれたが、その後の人生は恵まれない境遇を過ごした人。
恵まれない環境に生まれたが、その後恵まれた人生を送った人。
恵まれない環境に生まれ、その後の人生も恵まれなかった人。
、、さまざまな境遇の人がいるが、「あなたは幸せですか?」という質問に「自分は幸せだ」と答えた人を分析してみると、良い人間関係を持てている人が、幸せだと感じている割合が高いことがわかったそうだ。
端から見た境遇にかかわらず、である。
「持つべきものは友」と言うが、人間関係が与える影響は ここまで大きいのか。。
特に親子関係や職場での関係など、日頃接している人との関係が大きいのだと思う。
成功する人がもっている「非認知能力」
「認知能力」と「非認知能力」というものがあるらしい。
「認知能力」は、学力や技術的スキルなどの能力。
「非認知能力」は、一般に「人間力」などと言われるヒューマンスキル。
これも脳科学的に調査したところ、世の成功者には非認知能力が優れた人が多いのだとか。
オフィスや工場などで、挨拶、整理整頓、笑顔での応対など、新人研修で学ぶような基本的なこと、、実はそれこそが成功への第一歩なのだ。
我が家でも子供たちに いつも言っていることは、挨拶と玄関で靴を揃える、この2つだけ。
まずはこれが出来ずして 応用はあり得ないと思っていたが、脳科学的にも証明されているとのことで、間違ってはいなかったようだ。
これからもキホンを大切に、努力を積み重ねていきたい。