いろいろな業種でモバイル比率を比較!
近年、スマートフォンの普及率がどんどん高くなっているのはご承知の通り。
サイト制作も「モバイルファースト」と言って、携帯端末向けサイトをより重要視する傾向も一段と高まっている。
弊社で制作したサイトで、はたしてどのくらいモバイル率があるのか、いくつかのサイトのアクセス分析をしてみたら、業種によって大きな差があることがわかった。
業種によってターゲットユーザーの属性(年齢層、職種、男女など)が異なるので、モバイル比率にもそれなりの差があることは予測していたが、思った以上に開きがあった。
1年前と比べると全てのサイトでモバイル比率がアップ!
また、1年前のデータとの比較では、全てのサイトでモバイルの比率がアップしていた。
■Web制作会社のコーポレートサイト(弊社アットライズの事例)
事業形態がBtoBのため、予想通りパソコンの比率が圧倒的に高い。
ただモバイルからのアクセスも20%弱くらいまで増えている。ブログが700ページくらいあるため、モバイル端末からブログを見ている、またはモバイルの検索結果でブログのページがヒットするケースがあるものと推察する。
■大型バイクの専門店
事業形態はBtoCだが、商材(大型バイク)から、ターゲット層は中高年の男性が多いものを思われる。
この一年でモバイルの比率が8.43%も増え、タブレットと合わせると50%を越えた。
この一年で、例えば競合バイクとの比較記事など、新着情報としてブログのように頻繁に更新したことにより、アクセス数も急増している。
その効果もあり、モバイルユーザーが検索から訪問するケースが増えている。
■総合病院の看護師募集専用サイト
こちらの総合病院では、看護師を募集するために病院サイトとは別に「看護師募集専用」のサテライトサイトを立ち上げた。
ターゲット層は女性。しかも子育て中の方にもやさしい保育所を併設している。
ターゲット層的にモバイルユーザーが多いのもグラフを見てのとおり。ただ、一年前と比べてモバイルの割合がさほど増えていないのは、自宅でじっくり職探しをする方(パソコンで)が多いからか!?
■心理カウンセリングのコーポレートサイト
上記の看護師募集サイトと同様、ターゲット的に女性の割合が多い。
しかも一年前と比べるとモバイルの比率が急激に増えている。
事業内容の性質上、「パソコンでじっくり」というよりも、リビングや部屋でテレビをつけながら検索、とか、通勤途中で検索、などといった用途が多いと推察する。
これだけモバイルユーザーが多いのであれば、モバイルファーストの視点が外せない。
■スーパー、飲食店、環境エネルギー等を手がける企業のコーポレートサイト
コーポレートサイト(企業紹介サイト)の性質上、パソコンのユーザーの割合が多いかと予想していたが、意外にもモバイルユーザーが50%を越えていた。
事業の多角化で BtoB、BtoC両方があるが、スーパーや飲食店の営業時間、場所などを調べているモバイルユーザーが多数いるものと推察する。
これだけモバイルの比率が高いのであれば、モバイルに対応したサイトがあると顧客満足度が更に増すものと思う。
■複数の眼科医サイト
複数の眼科医サイトを分析した結果がコレ。
医院の開業時間や場所を調べるユーザーが多いのもと推察する。
ここでも一年前と比べモバイルの比率が急激に増えている。相対的にタブレット端末の割合が若干だが減少している。
パソコンやタブレットからの訪問者数が減ったというよりは、モバイルの新規ユーザーが増えたため、PC/タブレットの割合が相対的に減ったように見えているものと思う。
考察:BtoCはモバイルが圧倒的に多い
ここまで6件の事例を紹介したが、BtoCの事業形態ではモバイルユーザーの比率がとても高いことがわかる。
ただし、大型バイク専門店のように男性顧客が多い商材の場合、女性がターゲットの業種と比べるとパソコンの比率が50%前後と比較的高い。
BtoCはモバイルファーストの視点で
これを見ると、BtoCの事業ではモバイルファーストの視点が欠かせない時代になっていると言える。
実際にデーターを分析してしてみると、思ってもみなかった意外なことが見える場合もある。
今回のサンプルデーターも参考に、自社のサイトについて 改めて考え直すきっかけにしていただければと思います。
Googleが検索結果の評価に「モバイル対応」を導入!
先日、こんなニュースが駆けめぐった。業界的にはちょっとしたセンセーショナルな話題。
米Googleは2月26日(現地時間)、ユーザーによる検索がモバイルにシフトしていることに対応するため、検索アルゴリズムに大きな2つの変更を加えると発表した。
まず、モバイルからの検索結果では、WebサイトあるいはWebアプリがモバイルフレンドリーな設計になっているかどうかを表示ランキングの判断基準に加える。この変更は4月21日から、日本語を含むすべての言語による検索結果に反映される。
出典:ITmedia「Google、モバイル重視の検索アルゴリズム変更を4月21日に実施へ」
今回提示した6件のケースからも明らかなように、ユーザーがモバイルにシフトしていることは明らか。
Googleもそれを評価基準にしよう、というのも自然な流れか。
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