朝礼での輪読:稲盛和夫著「心を高める、経営を伸ばす」より
今朝の朝礼輪読はタイトル「公明正大に利益を追求する」。
ブログでは久しぶりの朝礼ネタ。
前回は2009年12月だから、、もう1年半ぶりのテーマである。。
以前は松下幸之助氏の「道をひらく」を輪読しての朝礼であったが、現在は稲盛和夫氏の「心を高める、経営を伸ばす」を輪読している。
朝礼スタイルは当時と変わらず、日替わりの朝礼当番が当該ページを読み、その場で感想・コメントを述べる、というもの。
そして最後に私もコメントする。
利益追求の仕方
今朝の朝礼は、「公明正大に利益を追求する」という章。
企業として経営者として、利益を追求することは決して恥ずべきことではない。
しかしその利益は卑劣な手段ではなく公明正大に追求すべき、と。
末永く繁栄していく要諦
10年前、会社を創業した頃、お会いした人に会社の概要を説明すると、多くの方が当時飛ぶ鳥を落とす勢いの某IT系企業の社長を引き合いに出し、「服部さんもああいう風になるんだ!?」 と言われたものだ。
そのとき、端からその社長の振る舞いを見るにつけ、人の弱みに付け込んだり、法網の網をかいくぐって人を踏み台にしていくやり方に、「あのやり方は10年続かないと思います。うちの会社は ああではなく、もっと長続きする会社になります。」と言っていた。
某社長は、10年どころか それから5年もせずに失脚していった。
当社の経営理念の3番目に「私たちは『三方よし』(*)の精神で、みんなが幸せな会社であり続けます。」とある。
やはり「人としてどうあるべきか」という、子供の頃に親に教わったような基本的なことを守り、公明正大に商いをしていくことが末永く繁栄していく要諦なのだと思う。
(*)「三方よし」とは、近江商人の経営哲学「売り手よし、買い手よし、世間よし」の理念。