「人格主義」に基づく成功法則
「7つの習慣」は、スティーブン・R・コヴィー博士が提唱する「成功するための原則」を体系化したもの。
知人経営者に教えてもらい、まずはどんなものか把握するためにオンラインでのセミナーを受けてみた。
コヴィー博士は、アメリカ建国以来200年分の文献を調査したところ、初めの150年は誠実、謙虚、正義などの「人格主義」を重んじる内容が多かったことに対し、後の50年はスキルやテクニックなどで成功しようとする「個性主義」がほとんどであったことを発見した。
そこで「人格主義」に基づいた成功への法則を「7つの習慣」として体系化した。
日本では もう20年くらい前にブームになったようだが、最近 また注目されてきているようだ。
「7つの習慣」
第1の習慣「主体的である」
第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」
第3の習慣「最優先事項を優先する」
第4の習慣「Win-Winを考える」
第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」
第6の習慣「シナジーを創り出す」
第7の習慣「刃を研ぐ」
第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
この中で、今回オンラインセミナーで受講したのは「第2の習慣:終わりを思い描くことから始める」。
ここで言う「終わりを思い描く」とは、意外な手法だった。
なんと、自分の葬儀の場面を思い浮かべ、そこで弔問者が弔辞を読み上げる。
「その弔辞で何と言われたいか?」を思い浮かべる、というもの。
それはきっと「あなたは大金持ちで、ロレックスの腕時計を10個持っていて、高級外車もたくさんもっていましたね」などと言うことではなく、たぶん「あなたが居てくれて楽しかった」とか「あなたのお陰で救われた」とか、、きっと「感謝」の気持ちを言ってもらえたら、自分の人生は間違っていなかった と思えるのだと思う。
「第2の習慣」では、その思い描いた「終わり」からブレイクダウンしていく、という手法をとる。
稲盛さんのフィロソフィと相通ずる考え方
7つの習慣を勉強していて感じるのが、日頃学んでいる稲盛さんのフィロソフィと相通ずると言うか、基本的に同じことを行っている、と。
それもそのはず、世界44か国語に翻訳され全世界で3000万部以上発行されているということは、国籍・宗教を問わず普遍的な真理なのだと思う。
だから稲盛さんのフィロソフィと「普遍的な真理」というレベルで同じことなのだろう。
そう思って検索してみたら、、今から10年も前、2011年にPRESIDENT誌でコヴィー博士と稲盛さんが対談していた!
もう古くてバックナンバーもなかったので、オークションで何とか探してGetすることができた!
「7つの習慣」はYoutubeにもさまざまな動画がアップされているが、その中でも「中田敦彦のYouTube大学」が分かりやすいと評判らしい。
これを一通り見たが、感銘を受けたのが「第3の習慣:最優先事項を優先する」の「時間管理マトリックス」という考え方。
これについては、また後日ブログにアップしたい。