今朝のモーニングセミナーで聞いた、金沢「芝寿し」梶谷晋弘社長の講話から。
フグの鮮度を保つために、生け簀のトラックで輸送するのだが、どうやっても1~2割程度が死んでしまう。
さんざん苦労してたところで、オバチャンの何気ない一言。
全く期待していなかったが藁にもすがる思いで、試してみたところ、輸送中の死亡率がゼロになったそうな!
その方法とは、、
同じ生け簀に天敵の「カワハギ」を入れること。
そしたら、フグが「緊張感」を持つようになり、死ななくなった、と。
梶谷社長は、それを企業経営になぞらえて、、
企業が永続的に発展していくには、順風満帆なときだけではなく、不景気(カワハギ)も必要である!
環境の変化が激しいときほど、変革のチャンスである。
油断して「ゆでガエル」になるな。
と。
昨日の夜と、今朝のセミナーと、二日続けて梶谷社長の講話を聞かせていただいたが、実に素晴らしい講話でした。
以下、ハットリメモからいくつか。
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・経営の心がけとして
(1) 目的意識を明確に → 理念:50%、仕組み作り(明確な役割分担):30%、戦略戦術:20%(松下幸之助氏の語録より)
(2) 売り物に磨きをかける → 自社独自の価値をみがき続ける
(3) 親とのつながりを深める
・会社がなくなったら誰が困るか? → 誰も困らなければ存在価値のない会社…
・売値はコストの積み上げではない! お客様にとっての「価値」で決めるべきもの。
・「感謝」の気持ちを持ち続ける。
・経営で最も大事なことは「継続」すること。
・年間10万社起業するが 10年後に残っているのは「7%」だけ。
・創業100年以上の企業経営者に聞いた、経営に大事な漢字一文字は、、
「信」「誠」「継」「変」「新」「忍」。。。
「経営は、人のためにあるのであって、
経営のために人がいるのではない。」
感動しました。
目から鱗の「緊張感」
投稿日:2010年4月24日 更新日: