毎週土曜日の早朝に行っている経営者のモーニングセミナー。
先週は休会だったため、前回10/25のレポートを。
■土曜日の朝6:30からこんな感じでセミナーやってます。。
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10/25(土)のモーニングセミナー(MS)は、「相続アドバイザー」というちょっと耳慣れない肩書きを持った有限会社アルファ野口 代表取締役 野口 賢次氏の講演。
テーマは『心の相続 ~感謝の気持ちと譲る心の大切さ~』。
最も印象的だったのが、、
相続でモメたとき「法律家」(=弁護士など)に相談すると財産を少しでも多く得ることを第一に考えるという。 報酬もその金額に応じて決まるので当然と言えば当然だが。。
一方「実務家」(=相続アドバイザー)は、相談者の「幸せ」を第一に考える、ということ。
相続争いになると、ある程度のお金はGetできるかも知れないが、その後必ず絶交状態になる。
はたして、相談者や廻りの人にとって、それがベスト=最も幸せな解決方法なのだろうか?
時には相続放棄をしてでも円満に和解して、トラブルなくその後の生活を平和に暮らす手段を勧めることもあるという。
なるほどなー、と 思わず納得してしまった。
確かに法的には「権利」があってそれを主張することはできるが、それがはたして本当に幸せになる解決策なのか、今一度考えてから行動をとることも大切なようだ。
相続に限らず、日常のあらゆる場面で同様のことが言えそうだ。
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以下、要旨を箇条書きで。。
- 財産と幸せは別。
- 「法律家」と「実務家」の違い
「法律家」は、財産を少しでも多く得ることを第一に考える。
「実務家」は、相談者の「幸せ」を守ることを第一に考える。 - 相続人の幸せを第一に考えたとき、アドバイスは正反対になるときがある。
→ 「相続放棄」を勧めることもあれば、「遺言通り全部もらう」ことを勧めることもある。 - 「感謝」の気持ちがある人は相続財産が残る。ない人はタナボタの財産なのですぐに軽く使ってしまう。。
- 「感謝の気持ち」と「譲る心」があれば相続争いは起きない。
相続コーディネーターはこれを引き出すことを最優先で考える。 - 相続争いは勝っても負けても幸せになれない。。
- 相続の場面は、親の子育ての集大成。
- 相続で一歩譲った人は必ず幸せになる。(振り子の原理)
- 例えば停電になったとき
→ 文句を言う人
→ 電気のありがたさに感謝する人 =「徳」 - 「感謝の心」を常に持つと → 人間力『徳』が高まる。
- こういう時代だから「原点に戻る」 → 身の丈に合わせる → 正直に生きる。