CEOブログ

横浜で活躍するホームページ作成・開発会社アットライズの代表取締役社長(CEO)が綴る、日々の奮闘記!!

業界・技術情報

EC-CUBEの脆弱性が発覚(緊急度:高)

投稿日:

auto0087

ECサイト用オープンソース「EC-CUBE」に緊急度「高」の脆弱性

WordPressなどと並んでオープンソースとして馴染みのある「EC-CUBE」に緊急度の高い脆弱性が発覚し、提供元よりバージョンアップ版が公開されました。

開発元リリース情報:https://www.ec-cube.net/news/detail.php?news_id=258

「EC-CUBE」はショッピングバスケットなどの機能を設けたECサイトに広く使われていて、放置しておくと「ユーザーが意図せずオンラインショップで買い物をさせられたりしてしまう」こともあるようなので、早急に対処が必要です。

「クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)」と呼ばれる脆弱性

脆弱性の種類は、「クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)」と呼ばれる脆弱性です。
以下、IT用語辞典より抜粋

CSRFとは、Webサイトにスクリプトや自動転送(HTTPリダイレクト)を仕込むことによって、閲覧者に意図せず別のWebサイト上で何らかの操作(掲示板への書き込みなど)を行わせる攻撃手法。
ユーザはCSRFの仕込まれたサイトにアクセスすることによって、特定の掲示板やアンケートなどに書き込まされたり、オンラインショップで買い物をさせられたりしてしまう。ブラウザでアクセスしただけで実行されてしまうため、ユーザが閲覧前に危険が無いかを調べて回避するのは現実的には難しい。

対象となるバージョンと対処

対象となるバージョン

不具合が存在するEC-CUBEのバージョンは以下の通り。
・EC-CUBE 2.11.0~2.11.5
・EC-CUBE 2.12.0~2.12.6
・EC-CUBE 2.13.0~2.13.3

対処方法

修正版がリリースされているので、既存バージョンに応じた修正版を適用してください。
ただし、独自にカスタマイズしている場合は修正版により上書きされてしまうので、手作業による修正が必要です。

詳しくは https://www.ec-cube.net/info/weakness/201510_01/を参照してください。

放置しておくと危険なので、速やかに対処しましょう。

-業界・技術情報
-,


  1. はらさん より:

    EC-「C」UBEですね

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

ネットワーク時代のセキュリティ対策

セキュリティとコスト 某大手通信教育会社から膨大な顧客情報が流出した事件について連日報道されている。 弊社でもサイト制作の委託を受けた際、Webサーバーのセキュリティについて少なからず気にされているお …

無料グループウェア「サイボウズLive」がサービス終了!

2019年4月15日をもってサービス終了 グループウェアの老舗とも言えるサイボウズ。 その無料サービスである「サイボウズLive」が、再来年(2019年)4月15日で終了すると発表された。 サイボウズ …

「横浜市デザイン相談」のブログ

先日の日記で「横浜市デザイン相談」のアドバイザーをさせていただいていることを書いた。 が、この度こちらのブログができました。 http://blog.goo.ne.jp/yokohama_design …

「ET & IoT Technology 2018」に行ってきた。

パシフィコ横浜で開催された展示会 ここのところIoT系の展示会に しばしば出向いているが、11/15(木)はパシフィコ横浜で開催された「ET & IoT Technology 2018」を視察 …

[備忘録]WordPressの常時SSL化でBizVektorテンプレートの対応

[常時SSL化(3)]WordPress:BizVektorの落とし穴 常時SSL化については、下記ブログで述べてきたが、 ・[常時SSL化(1)]Webサイトの常時SSL化 ・[常時SSL化(2)] …