「CCとBCC」「機種依存文字」などについて
新社会人に向けた「ビジネスメールのマナー」、今回は第三回。
※第一回 >新社会人必見!押さえておきたいビジネスメールのマナーについて(その1)
※第二回 >新社会人必見!押さえておきたいビジネスメールのマナーについて(その2)
※最終回 >新社会人必見!押さえておきたいビジネスメールのマナーについて(その4)
今回は、送信先の「To」「CC」「BCC」の使い分けと、「機種依存文字」について解説します。
不特定多数への同報はBCCを使おう!
送信メールを作成する際、一般的なメールソフトでは、送信先アドレスの入力欄として「To(宛先)」「CC」「BCC」の3種類がある。
それぞれの欄は、次のような用途で使い分けます。
To(宛先)
メールを送る宛先のアドレスを記載する欄。(複数アドレスの記載も可能)
CC
メインの送信先ではないが、情報共有として同報するアドレスを記載する欄。
BCC
この欄に記入したアドレスにメールを送っていることを、相手方に知られたくない場合などに使用する欄。
※「CC」はカーボンコピー(Carbon Copy)の略で、領収書などのようにカーボン紙で複写した文書という意味です。「BCC」はブラインドカーボンコピー(Blind Carbon Copy)の略で、複写した文書を隠すという意味です。
複数の取引先やお得意さまに案内を出す場合など、メールソフトのTo欄に送信先アドレスを列挙しているケースがしばしば見受けられますが、これは立派な個人情報流出になるので、特に注意が必要です。
不特定多数への同報配信は、BCC欄を使うようにしましょう。
機種依存文字は使わない
日頃メールや文書作成で使う「文字」の中には、見る人のOSやコンピュータ環境によって異なる文字として表示されたり、文字化けしてしまう「機種依存文字」があります。
主な機種依存文字
「丸付き数字」や「カッコ株」、絵文字など、機種依存文字に該当する場合があります。
また、よく使う漢字の中にも機種依存文字があるので注意しましょう。
※新しいバージョンのOSではここで掲げた機種依存文字でも文字化けせずに表示されるものもありますが、メールの送信相手の閲覧環境は多種多様ありますので、使用を避けたほうが無難です。
半角カタカナ
半角カタカナは、正確な定義で言うと機種依存文字には該当しませんが、一部のメールソフトで半角カタカナを使うと文字化けすることがあります。
Webサイトに設置された「お問い合わせページ」などのフォームは、管理者にメールで届く仕組みがほとんどであるため、半角カタカナを入力してしまうと文字化けしてしまい、入力された内容が判別できなくなってしまいます。
ビジネスメールでは、半角カタカナは使わないようにしたほうがよいでしょう。
機種依存文字ではない記号
記号などでも機種依存文字に該当しないものもあります。以下の文字は、Webサイトやメールで使っても問題ありません。
次回は、その他の注意点と全体のおさらいをしていきます。
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※第二回 >新社会人必見!押さえておきたいビジネスメールのマナーについて(その2)
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