その他の注意点と全体のまとめ
新社会人に向けた「ビジネスメールのマナー」、過去3回にわたって解説してきた。
※第一回 >新社会人必見!押さえておきたいビジネスメールのマナーについて(その1)
※第二回 >新社会人必見!押さえておきたいビジネスメールのマナーについて(その2)
※第三回 >新社会人必見!押さえておきたいビジネスメールのマナーについて(その3)
最終回の今回は、その他の注意点と全体のまとめを。
その他の注意点
一部過去3回の内容の重複もあるが、その他の注意点も含めて、改めてメールのマナーを整理してみたい。
● 題名(タイトル)は「こんにちは」などではなく、明確に内容がわかるように書く。(メールの送受信数の多いユーザーはタイトルで優先度を付けて読むため、タイトルだけで内容がわかるようにしておく)
●本文の最初に「○○○社 ○○様」(送信先)をきちんと書く。
●自己紹介は、簡単な挨拶と社名・担当者名程度にとどめる。(時候の挨拶などは省略)
●用件や連絡事項は、なるべく箇条書きで書く。
● 1 行は、全角35 文字(半角70 文字)程度で改行を入れるようにする。(40 文字で自動的に改行を入れるメールソフトがあるので、それを越えると読みにくくなるため。35 文字は、返信時に行の先頭に「>」(引用マーク)を挿入するため)
● ビジネスメールでは、本文の最後に自分の社名、所属、電話番号などを書いた「署名」を入れるようにする。(電話したり郵便物を送る際に、わざわざ調べなくてもよいようにする)
● 受信したメールへの返事はなるべく早く送信する。(調査などで時間がかかる場合も、メールがちゃんと届いていることを知らせる意味でも、「週明けまでに報告します」などのメールを送っておく)
● 重要なメールは、送信した後に必ず電話で確認を入れる(メールは100% 届くとは限らない!)
● 添付ファイルのサイズが大きすぎると、相手のメールサーバーでエラーになる場合もある。(2MB を超える場合は、送信先に確認する)
● 企業のセキュリティなどではウィルスの可能性のある添付ファイル(「.exe」「.lzh」など)は自動的に破棄されることもある。(エラーも返らない)
● フリーのメールアドレスは使わず、極力独自ドメインのメールアドレスを使うこと。(信用力にかかわってくる)
● 宛先は状況に応じて「CC」「BCC」も使うこと。
● 機種依存文字は使わない。
● メールサーバーからメールを受信したら、メールボックスから「削除する」設定に。(個人情報、機密情報を含む場合もあるので、サーバー上にいつまでも残しておくのはリスクがある)
メールを正しく、効率よくビジネスに利用してください
メールに関するマナーを4回にわたり解説してきましたが、送られてきたメールを見るだけで、送信者のビジネススキル(ITリテラシー)がある程度想像できてしまいます。
実際に本人のスキルがどうなのかはわかりませんが、少なくとも一連のメールを見るだけで、「このくらいのレベルなのかな」と、印象づけられていまいます。
であれば、きちんとマナーを守り、相手に対する印象を良くしていた方が良いに決まっています。
本人の印象だけでなく、場合によっては情報漏洩や、会社全体の信頼を損なうことも起こりえます。
メールのマナーをしっかりマスターし、会社で、世の中で活躍されるこをとお祈りいたします。
※第一回 >新社会人必見!押さえておきたいビジネスメールのマナーについて(その1)
※第二回 >新社会人必見!押さえておきたいビジネスメールのマナーについて(その2)
※第三回 >新社会人必見!押さえておきたいビジネスメールのマナーについて(その3)
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