古典的な手口が、実は新しい!?
2~3日前のニュースで、「大阪でビルの屋上から写真約400枚がばらまかれた」という事件があった。
写真は一人の男性を電車内で無断撮影した数カット。犯人は少年2人で、「男性がいつも割り込みなどをして態度が悪かったので、嫌がらせでまいた」と言っているらしい。
※画像はイメージです
あえてリアルでバラ蒔く
今までこういった対象者を「晒す」場合、自らTwitterなどに投稿するケースがほとんどだと思うが、今回のケースは「あえてリアルでバラ蒔き、拾った人が投稿するのを狙う」という、新しい手口(!?)が注目に値する。
Twitterなどで自ら投稿し炎上騒ぎになれば すぐに身元(投稿者)が判明してしまうが、自らネット上には痕跡を残さなければ バレない、、とでも考えたのか?
ただし、バラ蒔いた直後に警察につかまっているので、そこまで綿密に考えていたのかどうかは疑問が残るが。。(^^;
今回の事件に限っては、これだけ注目されれ、ネットにも多数投稿されたようなので、自らアップするよりも格段に「効果」はあったのだろう。
半永久的に消せない「デジタルタトゥー」
産経新聞の記事(「写真ばらまき騒動 ネット拡散狙い“演出”…消せない「デジタルタトゥー」)によれば、こういった晒し行為で永遠にネット上に画像が拡散し続ける「デジタルタトゥー」被害が後を絶たないようだ。
ネットに晒された写真や情報は転載、拡散され、半永久的に消せないことから、入れ墨に例えて「デジタルタトゥー」と呼ばれる。だが、軽はずみな行為は後を絶たない。
「リベンジポルノ」被害も
同じような「デジタルタトゥー」被害では、「リベンジポルノ」(復讐ポルノ)と呼ばれる 元カノなど分かれた相手の裸の画像や動画をネット上に流出させる行為も続出しているとか。
意図的でなくても、ウィルス感染などにより流出するケースも多発し、最近でも海外の有名女優の画像流出が報道されたばかりだ。
いずれにせよ、一度インターネット上に拡散してしまった画像は永遠に消すことができない。
加害者にならないことはもちろん、被害者にもならないように 日頃からの軽はずみな行為(バラ蒔かれて困るような写真を撮らせない)はしないようにしましょう。