CEOブログ

横浜で活躍するホームページ作成・開発会社アットライズの代表取締役社長(CEO)が綴る、日々の奮闘記!!

言葉

「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」の小善・大善とは?

投稿日:2009年6月24日 更新日:

「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」

日々、経営や人生哲学に関する勉強をしているが、その中で「これは!」と思う 『言葉』 に出会うことがしばしばある。
そんな、私が出会った格言とも言える「言葉」について書き留めておきます。

一見非情だが

もともとは仏教用語らしいが、京セラ名誉会長の稲盛和夫盛和塾塾長の講話や著書でよく述べられる言葉である。

例えば、、
子供を甘やかしてちやほや育てる。
これは一見やさしい親であるように見える(=小善)が、甘やかされて育った子供は将来大人になったときに苦労することになる(=大悪)。子供の将来を本当に考えるのであれば、きちんと躾けをし、時には厳しく接すること(=非情)が、長い目で見て本人のためになる(=大善)。

「小善」は一見 良きこと(=「善」)であるように見えるが、実は結果的に大きな欠陥を生むことになる(=大悪)。一方、本当に本人のため、または組織全体のため、世の中のためになる行い(=大善)は、一見するととても「非情」に映ることがある。

 

逆もまた然り

稲盛氏の話では以下のような例えがある。
会社で部下を厳しく指導することは一見非情にも見えるが実は「大善」なのだ。
また、経営が厳しい状況で安易に給与・賞与などをアップすることは、一見思いやりがあるように思える(=小善)が、それで会社が潰れて社員を路頭に迷わすようでは何の意味もない(=大悪)。

 

「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」、、深い言葉です。

-言葉


  1. この言葉は社員指導の際常に「小善か?」
    と自問し「非情」を選んで来ました。
    今年1年を私自信成長せせて頂いたお言葉です。

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

「雑巾に昇格だね」

昨年12月の某日、読売新聞の投稿欄に素敵な言葉が掲載されていました。 中学生の女の子からの投稿ですが、内容としては、、 -- 掃除の時間に、よごれてしまった台布巾を友達が「そろそろ雑巾に昇格だね」と言 …

no image

今日の朝礼:12/1(火)「人事をつくして」

※朝礼での輪読:松下幸之助著「道をひらく」より 今朝の朝礼輪読はタイトル「人事をつくして」。 「人事をつくして 天命を待つ」ということばについて。 私心にとらわれることなく、人としてなしうるかぎりの力 …

「想う」ことの重要さ。

想いは必ず実現する 「想いは必ず実現する」「まず、想うことが重要」。 こんな話は、今まで読んだ本や 聞いた講話などで何度も聞いてきた。 だが、この記事(*1)を読んで、改めて「想い」の力、威力を思い知 …

no image

今朝の朝礼:2013/02/08(金)「なるほどですね」

今朝の朝礼は「なるほどですね」という言葉について話題になった。 最近、電話などで ついつい「なるほどですね」と受け答えする場面が少なからずあったりする。 だが、この「なるほどですね」は、ただしい日本語 …

「人徳」ならぬ『社徳』

「値決めは経営」 昨日は、盛和塾東京のDVD勉強会に参加させていただいた。 基本ワタシは盛和塾横浜の所属だが、このDVD勉強会だけは 可能な限り参加するようにしている。 昨日のテーマは「経営の原点12 …