CEOブログ

横浜で活躍するホームページ作成・開発会社アットライズの代表取締役社長(CEO)が綴る、日々の奮闘記!!

盛和塾

尊敬する師匠、稲盛和夫塾長…(涙)

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盛和塾で直接薫陶を受けられた幸せ

京セラ・KDDI創業者、そして破綻した日本航空をV字回復で再生させた「経営の神様」、稲盛和夫氏が8月24日にお亡くなりになっていたことが昨日発表された。

私にとっては、稲盛氏が主宰する「盛和塾」の塾生として、2008年から解散する2019年まで11年間 直接薫陶を受けた「稲盛塾長」という尊敬すべき師匠であった。

90才近い高齢になられたことから、2019年に稲盛塾長自ら盛和塾を「解散」され、それ以降は直接お目に掛かる機会もなく、たまにメディアを通じて拝見するお姿が、どんどん痩せられていくので心配していたが、特にご病気であるような話も漏れ聞こえて来なかったので、まだお元気でいらっしゃるものと思っていた。
が、突然の訃報に、我が耳を疑った。

塾長から頂いた二つの大切なもの

① 人として・経営者としてのあるべき姿

盛和塾を通じて、稲盛塾長からは「人として何が正しいか」という判断基準と、「経営者の生き様」を学んだ。
今思うと、入塾当時 43才だった私は 人間としても経営者としても まだまだ未熟者だったと恥ずかしくなる。
時に苦しみ もがきながら、危機的状況も多々あったが、なんとか今日まで続けて来られたのは、稲盛哲学を学んでいたおかげだと 心底感謝しています。

まだまだ劣等生で、塾長に胸を張ってご報告できるようなレベルには ほど遠いが、それでも自分の中に哲学=フィロソフィが揺るぎない信念として柱になったことで、考え方・行動にブレがなくなったように思う。
 

② ソウルメイトとの出会い

単なる友人知人ではなく、魂のレベルで共鳴し合う真の仲間という意味で 盛和塾では塾生同士の繋がりを「ソウルメイト」と呼ぶ。
稲盛塾長から頂いた もう一つの大切なもの、、それが たくさんのソウルメイトだ。
稲盛哲学という共通言語で繋がった仲間は、私にとって本当に掛け替えのない存在である。
そしてその仲間は、盛和塾が解散した今でも変わらずお付き合いいただいている。本当にありがたいことです。

「もし盛和塾に入っていなかったら」、、はたして今頃どうなっていただろう。。
会社も潰してしまっていたかも知れない。潰れていなかったとしても路頭に迷っていただろう。
稲盛塾長には 本当に本当に感謝しかありません。
「謙虚にして驕らず、常に感謝を」。あれだけ偉大な経営者となった稲盛塾長だが、ご自身の行動は本当に謙虚で、常に感謝と反省をされていらした。
「世のため人のために尽くすことが、人として最高の行為」と仰り、自らその通りの人生を歩まれた。尊敬しかありません。
 

契りの杯

私の宝物の「杯」。

詳しくは当時のブログをご覧いただきたいが、2010年12月15日(水)に東京で開催された盛和塾の「関東地区塾長例会」で、光栄なことに稲盛塾長と同じ「塾長テーブル」に座らせていただく幸運を得た。
稲盛塾長の「ベテランの重鎮ばかりでなく、日頃から頑張っている若手を同じテーブルにしてあげなさい」とのご配慮から、当時横浜塾で広報担当をさせていただいていた私を横浜塾の世話人の方が推挙してくださったようだ。


同じテーブルに座らせて頂く栄誉は、この時と翌2012年5月の軽井沢での塾長例会と、2回だった。
そしてこの時は、同じテーブルに元サッカー日本代表の岡田武史監督も同席だったのだが、懇親会になると さまざまな塾生が引っ切りなしに塾長のもとへ挨拶にやってくる。そして手土産を持って来られる方も多く、、そんな中に自社の「日本酒」を持参した塾生がいた。
すると稲盛塾長は さっそくその日本酒を開け、セットになっていた お猪口=杯で、テーブル全員で順に回しのみさせてくださった。

その感激の「杯」(勝手に「契りの杯」と言っている…(^^;)、閉会の時 ナントそのままテーブルの上にポツンと置いてあるではないか!
そのまま残しておいてもホテルの従業員に廃棄されてしまうだけ、、
であれば! と ありがたく頂戴してきた、というワケである。

以前はたまに その杯で晩酌していたが、もったいなくて、、今はケースに入れて自宅の部屋に飾っている。
自分の目標を達成したとき とか、塾長に堂々と報告できるようなことがあったときに、その杯で飲もうと思っていた。

今晩は、久しぶりに その杯で塾長を偲んで献杯したいと思う。
 
稲盛塾長、本当にありがとうございました。
そして、心よりご冥福をお祈りいたします。
(合掌)


 
 

-盛和塾


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