CEOブログ

横浜で活躍するホームページ作成・開発会社アットライズの代表取締役社長(CEO)が綴る、日々の奮闘記!!

備忘録

[備忘録]bash:標準出力/エラー出力のリダイレクト

投稿日:2018年6月11日 更新日:

1333103-s

標準出力とエラー出力ではレイヤーが異なる

Bash(Linux)でコマンド操作をしているとき、通常の出力結果とエラー表示が混在して見にくくなることが多々ある。

また、出力結果をファイルにリダイレクトするようなとき、エラー表示がファイルに出力されず困った経験はないだろうか?

例えば、
—-
$ command > files.txt
—-
などとやると、正常結果はファイル「files.txt」に書き込まれるが、エラー表示は画面にのみ出力される。

実はBashでは、標準出力とエラー出力を分けて出力(表示)している。
ただ、普通に使っていると、シェルウィンド上では、どちらも混在して表示されているので、その違いを認識するのは難しいが。。

Photoshopのレイヤーが異なるようなイメージ

PhotoshopやIllustratorなどの画像ソフトを使った人なら「レイヤー」という概念をご存知だと思う。
レイヤーの感覚で説明すると分かりやすい。
・標準出力 :レイヤー1
・エラー出力:レイヤー2

これを切り分ける方法を。

エラー出力を標準出力に切り替える「2>&1」

—-
例)command > files.txt 2>&1
—-
解説:「出力2」(=エラー出力)を「出力1」(=標準出力)に切り替える。

これで、エラー出力も ファイル(files.txt)に書き込まれる。

エラー出力を表示させない「2>/dev/null」

もう一つ よく使う例として、そもそもエラーを表示させたくない時がある。
そんなときは、、
—-
例)command 2>/dev/null
—-
解説:「出力2」(=エラー出力)を「/dev/null」にリダイレクトする。
  ちなみに「/dev/null」とは、「NULLというデバイス」、つまり「何もない」ところにリダイレクトすることで 結果的に非表示となる。

これでOK!
 
 

-備忘録

関連記事

[備忘録]Thumbs.dbって何者?作成しないようにする方法

ちょくちょく見かける「Thumbs.db」 Windowsの隠しファイル「Thumbs.db」。 画像をアプリで表示したりすると いつの間にかフォルダ内にできているようだが、、 これは一体何者だろ。。 …

[備忘録]Windows:バッチファイル起動時にウィンドを開かせない方法

xxxx.batを起動するとウィンドが開いてしまう バッチファイル(xxxx.bat)を起動すると、ツールが動作している間ウィンドが表示される。 手動でバッチを起動するときは良いが、例えば定期的に自動 …

[備忘録]「PHP Fatal error: Allowed memory size of xxxx bytes」エラーの対処

メモリスペックの低いテストサーバーに移植したらエラーに。。 とあるサイトの検証用に、テストサーバーを構築し ファイル・DB等を移植し 環境を整備した。 そして、いざ 当該サイトを表示してみると、、DB …

[Firefox]アドオン:ページタイトルを一発コピー「Make link」

ブラウザのページタイトルをコピペしたいときに 仕事でいろんなサイトを閲覧し情報収集したりしているとき、URLと一緒にページタイトルもメモしておきたいことがある。 そんなとき、いちいち手入力するのは ナ …

[備忘録]SSL非対応のメールクライアントをSSL対応させる方法

「B’s Biff for Windows」を「stunnel」でSSL対応化! WindowsXPの頃から、メールチェックツールは「B’s Biff for Windows」 …