目玉は TRONの産みの親、坂村健教授の基調講演
11/16(水)~18(金)の3日間、パシフィコ横浜にて「IoT Technology 2016 展示会」が開催された。
IoTの技術動向収集のため参加の意向であったが、目玉は坂村健 東大教授の基調講演「オープンIoTが変えるモノ作りの未来」の聴講である。
坂村健教授と言えば、前職のSE時代坂村氏が提唱した「TRON」(トロン)でのOS開発を行っており、当時からお名前とお顔は存じていた。(我々が開発していたのは、いくつかあるTRONの中でも「CTRON」(Communication TRON)というOS)
今回、その坂村教授の講演を直接聞ける機会とあって楽しみにしていた。
講演テーマは「オープンIoTが変えるモノ作りの未来」
講演の中では、IoTの世界でも鍵はオープン性=オープンIoTだと説かれていた。
以下、要点をメモ。。
・IoTは「インターネットに繋ぐのではなく、インターネットのように繋ぐ」のがポイント。
その鍵は「オープン性」
・IoTがネットと現実をつなぐ。
・「API」をオープンにする必要がある。
・ビデオデッキを例にとると、、
・かつては「ビデオテープ」があった → 今はない(HDDに記録)
・ハード毎にあったリモコン → スマホで代替
・録画データもHDDに記録する必要はなく、クラウドにデータがあれば良い
→ ビデオデッキは10年後、お店で売っているのか?
・全てのものがネットに繋がる、それもオープンに繋がることになる。
・日本企業は、標準化が下手。。
・日本は完璧を目指す社会、文化
・世界は「ベストエフォート」(不完全、最善努力)を容認。
・オープンIoTのためのカバナンス管理が必要。
・モノだけ売っていてはダメ。モノとクラウドがセット=サービスを売る。
・生まれ変われる者だけが生き残れる。
・「IoT」から「IoS」(Internet of service)へ!
ホームページ制作のこと、ホームページの運営でわからないことや困っていることがありましたら、「株式会社アットライズ」までお気軽にご相談ください。
株式会社アットライズのホームページはこちら