盛和塾 全国大会レポート(その3)です。
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【5】 平井 達夫氏(京つけもの 西利 代表取締役社長)
http://www.nishiri.co.jp/
京つけものの製造小売り
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以前、稲盛塾長に「No2には何を望みますか?」と質問したところ、
「No2には100%を望む」と返事されたことがある。
人生の目的は魂を磨くこと!
なんでも科学的に分析する → 数値化
改革の最も大きな難題は社内にある(古参社員)
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稲盛塾長コメント
祖父の理念を現代の理念に根本を変えずに作り直した。
「足を知る」ことも重要。売れすぎて従来の委託農家のカブが品不足に
なったとき「卸市場から仕入れてはならん!」と前社長の兄が言った。
(京つけものは当社だけのものではない、当社でカブを独占してしまえば
他社が作れなくなってしまう!)
【6】 加藤 勝氏((株)ハートランド 代表取締役社長)
http://www.kando-heart.com/
ユニバーサルホームブランドにて、木造注文住宅の設計、施工、販売
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以前の経営の目的は「金儲けしたい」だった。
商売をやるに至った理由は、、
・17才で父が亡くなる(父41才)
・父と同じ病気で2回入院した
→ 40代で自分も死ぬと思った。。どうせ短い人生なら思いっきりやりたい
ことをやろう、と考えた。
従業員は金儲けの道具としか思っていなかった。
そんなとき、盛和塾に出会い、稲盛塾長の追っかけをするようになった。
私利私欲 → 利他の精神
経営の原点12ヶ条の第1条「事業の目的、意義を明確にする。-公明正大で
大義名分のある高い目的を立てる。」
年功序列の給与体系に改めた。
教育制度も改革した。(徒弟制度の導入)
→ 結果、半数の社員が辞めたが、残った社員で業績回復。
以前 新しい会社の設立を稲盛塾長に相談したところ、、「本業に
打ち込まんかい!!」とお叱りを受けた。。
作成した理念、フィロソフィーを稲盛塾長に見てもらったところ、一部
手直しされ「これでやってみなさい」と渡された。
社名を考え、「ハートランド」(愛のある会社)とした。
経営の原点12ヶ条の第11条「思いやりの心で誠実に-商いには相手がある。
相手も含めてハッピーであること。皆が喜ぶこと。」
従業員に愛情を持って接すること。
ガラス張りの経営
経営の目的=従業員の幸せ
→ 良くも悪くも会社の全てをさらけ出す。
京セラ系列 KCMC社(KCCSマネジメントコンサルティング株式会社)の指導
によるアメーバ経営を導入。
経営の原点12ヶ条を愚直に実践していく。
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稲盛塾長コメント
京セラ創業当時、小学生の子供を夜起こして、会社が潰れた場合の
話をし、だから学校行事にも一切参加できない、ことを言った。
今では娘たちから「怖くて眠れなくなった、ヒドイ事を言う父親だと
思った」と言われるが、、そのくらいの覚悟で経営を行ってきた。
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(その4に つづく。。)
全国大会レポート(その3)
投稿日:2008年8月15日 更新日: