CEOブログ

横浜で活躍するホームページ作成・開発会社アットライズの代表取締役社長(CEO)が綴る、日々の奮闘記!!

業界・技術情報

メールアドレスは個人情報か?

投稿日:

business-man-1002-s

転送する際などの注意点

知人からメルアドの扱いについて 問い合わせがあったので、ここで解説しておきます。

以下、概要。

その方の所属する ある会で、ゲスト参加していただいた方からのお礼メールを、その会の幹事(約20名)に「こんなメールがきました」と、そのまま転送したとのこと。

ゲストの方のメールアドレスなどもそのまま転載したが、メルアドなどは伏せ字とかにすべきだったか?

というもの。

個人情報保護法からの観点

個人情報保護法では、「個人を特定できる情報」が保護対象になっています。
メールアドレスの場合、例えば単に「name@gmail.com」(名前@gmail.com)のようにgmailのフリーアドレスを使っているだけであれば、このメアドから個人を特定することは基本的には不可能なので「個人情報には当たらない」ということになります。

しかし、例えば「name@companyname.com」(名前@会社ドメイン)のように、所属している会社と名前がわかってしまえば、特定できてしまうので「個人情報にあたる」とされています。

今回の知人の相談では、「名前@会社ドメイン」だったので、定義としては個人情報にあたります。
が、、送っているのが その会の「幹事 20名程度」であれば、そんなに神経質になることはないと思います。(幹事は、選ばれた信頼ある人の集まりのはずだから)

ただ、これがその会の全会員(数百人)へのMLだったら、やはり伏せ字とかにして
おく方が良いでしょう。

一般論として

あくまでも個人情報保護法の観点から言えば、個人を特定できないフリーアドレスなどは個人情報ではないですが、メルアドが流出すると スパムや迷惑メールなどの温床となりますので、扱いに注意する必要があります。

特に皆さん(世間一般)、例えフリーアドレスでも メルアドが流出することには神経質になっていますので、個人が特定できないとは言っても、拡散することはNGだと思ってください。
 
 

-業界・技術情報

関連記事

Appleを語るスパムメールにご注意ください!

もっともらしい文章で、パッと見本物と勘違いしてしまう Apple(アップル)のアカウントへの不正ログインを語るメールが届きました。 もっともらしい文章が書いてあるので、ニセモノかどうかパッと見では判断 …

[常時SSL化(1)]Webサイトの常時SSL化

既存サイトの「作り」によって常時SSL化の難易度が異なる ついに「Chrome68」がリリースされ、非SSL化サイトは「保護されていません」の警告表示されるようになった。(詳細は「ついにGoogle「 …

ZIPファイル付き迷惑メールにご注意を!

一見してスパムとわからない巧妙なメール ここ1~2週間、頻繁にくるスパムメールがあります。添付に圧縮されたZIPファイルが付いていて、日頃から注意深く用心していればスグにそれ(スパムメール)とわかるの …

常時SSL時代のSSL証明書「SNI」とは?

1つのIPアドレスで複数のSSL証明書を実装可能! 従来のSSL証明書は、基本的に1つのIPアドレスで1つのSSL証明書(1ドメイン)のみしか設定できなかった。 安価な共用サーバーでは共用SSLにする …

新たな脆弱性、あなたのWebサーバーは大丈夫!?

コンピュータ、ネットワーク機器に脆弱性が見つかるたびに、その対処などのフォローが必要になる。。 Windowsの場合は、「Windows Update」というプログラムで自動的に対処ファイルがインスト …