思いがけずバズることがある!
お客様のホームページ制作を行うのと並行して、アクセス解析やアクセスアップのコンサルティングなども行っている。
とあるクライアントさんのサイトで興味深いアクセス数の変化があった事例を紹介しよう。
「サテライトサイト」という、ある商品やサービスに特化したサイト
このサイトは、いわゆる「コーポレートサイト」と呼ばれる会社紹介的なサイトではなく、それとは別に、あるサービスや商品、ブランドに特化してコーポレートサイトとは別に公開している「サテライトサイト」いうサイトだ。
守秘義務の関係で具体的な名称やブランド名を出せないのが残念だが、このサイトを2008年~2015年まで およそ7年半にわたりアクセス解析を行い毎月改善レポートを提出してきた。
そのアクセス数(訪問者数)の推移グラフがこちらだ。
2012年くらいから本気になってサイト更新を行ってくれた
解析を始めた当初の2008年8月くらいは月間のアクセス数がわずか100~200くらいしかない、ほとんど知られていない 誰も見に来ないサイトだった。
まぁ、サイトを公開したばかりでいきなりアクセスがあるワケないので、出だしとしては仕方ないのだが。。
そこから毎月アクセスレポートを作り続け、その中で改善案とかも記載してきたのだが、残念ながら本業の忙しさを理由にほとんどサイト更新されることもなかった。
なので、そんな状態が3年近くも続いてしまった。。
ところが、Web担当者が本気になってサイト改善に取り組んでくれたのが2012年(上図 緑の折れ線)のくらいから。
改善案のアドバイスを元に毎月更新し改善するようになりページ数が増えてきたところで、徐々に効果(アクセス数の増加)が出始める。
そして2014年、思いがけずバズった!
上図を見ておわかりの通り、2014年1月から5月にかけて それまで数年かけて少しずつアクセスを増やしてきたものが、一気に4倍以上のアクセスとなった。
いわゆる「バズる」という現象だ。
※「バズる」とは、ネット上で特定のキーワードやページが爆発的に多くの人に取り上げられる現象
実はこのバズったページは、競合する二つの商品を比較した比較記事のページだった。
このページをアップしたのは半年近く前なので、書きためていた記事の中から数ヶ月経っていきなり注目を集めた=バズった、ということになる。
ページ数が多くなってくると少なからずこのように「思いがけず」バズることがある。
面白いのは、ブームが去ってもアクセスは高い水準をキープすること
バズる記事(ページ)もずっとその状態が続くワケではなく、旬が過ぎると 当然だがアクセス数は下がってくる。
しかしここで興味深いのは、ブームが去ってもバズる前の水準に戻るのではなく、アクセス数は高い水準をキープするということ。
上図でも2014年をピークに徐々に下がってくるが 約4,000件を下限に2015年以降再び増加に転じている。
いわゆる「SEO対策」というヤツはGoogleなどの検索順位を上げることを目的に行うもの。
しかしいくら特定のキーワードで上位に来ても、そこからサイトへのアクセス数が増えなければ意味が無い。もっと言ってしまえば、サイトに来て → 見込み客になる → 商品やサービスの購入 に結びつくのが目的だ。
一昔前「SEO業者」という人たちが「検索エンジンで3位以内に入れます!」などと営業し、あまり売上に結びつかないようなキーワードで上位に入れて高額の費用を請求していたが、、検索上位に来ることが目的となってしまっていた。。
この話は長くなるので、別の機会に書くことにします。。
結論:正しく更新・改善していけば訪問者数は増やせる!
結論としては、きちんと正しく更新・改善していけば訪問者数は増やせる!です。
その代わり、地味な努力を日々コツコツと続けていかなければなりません。
それが王道です!
残念ながら楽して効果だけを期待しても、そうは問屋が卸しません。。(^^;
おまけ:弊社サイトでアクセス数が二日で20倍になった話
3年前の話だが、アットライズサイトのアクセス数が二日で20倍に跳ね上がった事件(!?)があった。
その顛末はこちらのブログ「アクセス数がいきなり20倍になった!その注目ページとは!?」をご覧ください。
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