確か小学校低学年のころに読んでいた「日本の昔ばなし」にあった ひとつの物語。
昔話やイソップ童話など、教訓めいた話がたくさんあったが、その中でも今でも自分の行動に生かしている話がある。
残念ながらタイトルはすっかり忘れてしまったが、あらすじは以下のようなもの。
あるお寺(だったかな~?)にある柿の木に小坊主さんが登っている。
それを見守る和尚さんは、高いところに登っているときは黙って見ていただけだが、あと1mくらいまで降りてきたときに「気をつけて降りなさい」と声をかけた。それを見ていた他の小坊主さんが和尚さんに訪ねた。「なんで高いところに登っているときには声をかけずに、もうだいぶ下に降りてきたときに注意したのでしょうか?」。
すると和尚さんは「高いところにいるときは誰でも注意している。『もう少し』というところで油断してしまうものだ。」と答えた。
これを読んで、子供心に「なるほど『もう少し』というところで気を引き締めるんだ」と、なぜかとても印象に残った。
それ以来、いろいろなシチュエーションで、この学びを思い出し 最後まで気を緩めない。いや逆に「最後だからしっかり引き締めて」という戒めとなっている。
例えば、車で旅行へ行ったときとか、もうちょっとで家に帰り着く、、というあたりで「あとちょっと、だから慎重にいこう」、てな感じ。
試験勉強とか、仕事とか、、なんでも当てはまる。
95%まで順調にうまくいっていて、あとホンノ少しのところで失敗したら、きっとずっとずっと後悔することになると思う。
我が家の子供たちにも伝えていきたいが、、残念ながらこの昔話のタイトルが、どうしても思い出せない。。(^^;