バックアップツールを決めるに至るまで
昨日のブログでバックアップディスクの構成について書いたが、今日はその続編でバックアップツールのチョイスについて、試行錯誤の末 最終的に落ち着くまでの経緯を書いていきたい。
二重化(ミラーリング)
本当はRaidが組めるディスクシステムを導入するのが良いのだが、そうすると既にある外付けHDDがムダになってしまうし、なんとか既存のHDDを生かしつつ二重化が実現できるように!と、ミラーリングソフトを探してみた。
「FreeFileSync」
ネットで調べて良さげなツール「FreeFileSync」をインストールして試してみた。
このツール、フリーの割には意外と賢くて、ファイルの差分を効率的にチェックする。なので、当社の用に対象ファイルが膨大な分量になる場合でも、毎回全ファイルをチェックするのではなく、差分があったものだけを対象にするので、処理が軽く早い。
かなり気に入っていたのだが、なぜだかたまにエラーになってしまうことがあった。
このエラーが出ると、コピー先のHDDにあるファイルが消えてしまう、、という恐ろしい現象に。。。
いろいろ試行錯誤してみたたが 原因わからずで、ついに使用を断念。。
「BestSync」その他
次に試したのが「BestSync」。
これはなんか最初からうまく動かなかった…orz
それ以外にもネットで比較的評判の良かったツールを有料のものも含めていくつか試したがいずれも納得いくものではなかった。
最後に行き着いたツール
「Backup」
その名も「Backup」!
実はこのツール、定期的に起動し差分をチェックしていくのだが、、毎回全ファイルを走査するので、1回の処理が終わるのにとても時間がかかる。。
当社のファイル環境でだいたい2時間くらい。。
その間、ずーっと動き続けているので、その分PCの処理も重くなるし、何より「二重化」と言いつつも2時間おきにしか同期されなくていいのか!? という疑問も残るが。。
1ヶ月以上かけていろんなツールを試行錯誤してきて、これ(「Backup」)が一番安定して確実に動作する! ということで 当面このまま使い続けることにした。
定期バックアップもこのツールで
二重化の他に、定期的にバックアップも保存する必要があるが、この「Backup」は複数の設定ができるので、このツール一つで二重化とバックアップと、両方を賄うことにした。
いろいろ試してみての感想
今回当社の共用ディスクが膨大だったため、何かと不具合がおきたり、期待通りにいかない点もいくつかあった。
有償のソフトだからと言って必ずしもうまくいくわけでもなく、やはり条件にマッチするものを探していくのはかなり骨が折れる。
これで一応、WindowsXPだった共用サーバーを、Windows7に移行しバックアップまで一通りの環境設定が完了した。
しばらくこの環境で運用できそうだ。
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