
「虹色のチョーク」の舞台
先週、所属するKNBC(神奈川ニュービジネス協議会)のメンバーで、日本理化学工業株式会社様へ訪問させていただいた。
日本理化学工業さんは「日本で一番大切にしたい会社大賞」や 24時間テレビでドラマ化された「虹色のチョーク」の舞台となった会社で、盛和塾時代からのご縁で大山社長とは懇意にさせていただいている。
個人的には二度目となる会社訪問であるが、前回は無かった新社屋が出来ていたり、、よりパワーアップしていた。

主力商品はチョークとキットパス
日本理化学工業さんの主力製品は、チョークとキットパス。
チョークに至っては国内シェアの75%というから驚きだ。
それでも、少子化や授業のデジタル化、ホワイトボードの台頭などにより、市場そのものが縮小しており経営的には楽ではない、とのこと。
一方、先細りするチョーク市場に代わり新たな柱として立ち上げてきているのが「キットパス」。
キットパスは、ガラスなどのツルツルとした平滑面に発色良く描け、水拭きで簡単に消去できる、新しい絵具。お米由来のワックスが原料のため、万が一口に入れてしまっても安心! というスグレモノ。
全従業員の70%以上が障がい者の方
本社のある川崎工場と北海道の美唄工場合わせて 91名の社員のうち66名が知的障がい者。その割合は実に70%以上に達する。そのうち三分の一が重度障がい者であるが、障がい者雇用率では重度障がい者は2倍(一人の重度障がい者雇用で、通常の障がい者二人分の雇用と換算される)となるため、障がい者雇用率としては95%を越える!(一時期は100%を越える時もあったとのこと)

以下、大山社長から伺った講話から抜粋。
コロナ禍で先生がデジタルに慣れてきたこともあり、2022年頃から需要が一気に下がってきた。
障がい者の方たちは現場を支えてくれる人たちで、欠かせない戦力として活躍してくれている。
採用した以上、戦力にしなければならない。そのため相手の理解力に合わせた対応をしている。
「できないのは教えた方が悪い」「出来る人だと思っている」、だから教える。
一歩出すか 出さないかの違い。
世間から注目されることはうれしいが、すごいプレッシャーでもある。
万が一雇用を継続できないことになれば「日本理化学工業がやってもダメなら、やっぱムリなんだ」という風潮になってしまう。

■次の柱は「キットパス」
キットパス → 全ての世代に「落書き=楽書き」を!
→ 文化=日常にしたい。
書きよい、着きよい、消しよい
キットパスインストラクターが全国に4600人いる(!!)
10年後、ソーシャルブランド企業になりたい!


工場は随所に工夫が
大山社長の講話のあとは、工場を一通り見学させていただいたが、そこには至る所に工夫が凝らされていた。


例えば、原料の粉を「何グラム」と言われてもわからない人には、「赤いバケツの粉は赤い重り」で計るように、それぞれの業務を単純化していく。


この発想に至ったのは、先代社長が駅から会社に来る途中、自社の社員たちが赤信号ではちゃんと止まり、青になったら渡る、、というのを見て「色」で判別できる方法を思いついた。
それ以外にも数々の相違工夫が随所にあった。

見学後は懇親会で
見学会終了後は、大山社長にもご参会いただいての懇親会。
盛和塾時代から懇意にさせていただいている大山社長は、変わらず謙虚で、新しいことにチャレンジしようと努力されていました。
参加者がそれぞれに感銘を受けたことはもちろんですが、単に見学させていただくだけではなく、新たなコラボや事業展開のヒントなど、参加者それぞれの知見からの意見交換もあり、とても有意義なものとなりました。
ありがとうございました。





