CEOブログ

横浜で活躍するホームページ作成・開発会社アットライズの代表取締役社長(CEO)が綴る、日々の奮闘記!!

言葉

[言葉]:「事実」と「真実」の違い

投稿日:

turn-on-2933016-s

両者の違いを認識すれば、ややこしい問題も解けてくる

昨今メディアを騒がせている大相撲の横綱による暴行問題。この報道を見ながら ふと「事実と真実は違う」、ということに思い至った。

登場人物、それぞれに異なる見解=解釈

件の暴行問題(現時点では まだ捜査中のため、あえて「暴行事件」ではなく「暴行問題」としておく)では、登場人物が複数おり、それぞれ主張が異なっている。
[A]暴行した横綱
[B]暴行された力士
[C]Bの親方
[D]相撲協会
[E]同席していた力士
他にも横綱審議委員とか、、挙げていくとキリがないが、主な登場人物は概ね上記[A]~[E]あたりだろう。

で、「それぞれの発言が矛盾しているので、真相がわからない」というのが現時点での状況だが、主張しているそれぞれにとっては(意図的にウソをついていない限り)自己の主張が「真実」なのである。

この問題でもやもやしているのは、いったい「事実」はどうなのか? 分からない点である。

「事実」は一つ、「真実」は一人にひとつ

「事実」とは、実際に起こった事象であり、そこには文字通り事実だけで 客観的な「解釈」などは入らない。

一方「真実」は、それを見た人がどのように解釈するか次第で、一人ずつそれぞれの「真実」が存在する。

「事実は何か」、見極める目をもちたい

ネット社会ではいろいろな情報が氾濫している。
ネットに限らず最近はメディアの目に余る「偏向報道」なども批判されている。

さまざまな情報が氾濫する中、偏向報道であっても それを伝える側はそれが「真実」だと思っている。
確かに、偏向=偏った見方をしているだけで、ウソではない。(まぁ、偏向報道を越えて 虚偽報道になっている例も散見されるが、ここではそれは置いておこう。。)

我々一人ひとりが、さまざまな情報(「真実」)の中から、「事実は何か」を見極める目を養うことが大切だ。
そしてその「事実」に対して、自分なりの意見(=真実)を持たねばならない。
 
 

-言葉

関連記事

no image

近江商人「商売の十訓」

お世話になっている栗屋野社長から教えていただいた、近江商人の「商売の十訓」。 近江商人というと「売り手よし、買い手よし、世間よし」の『三方よし』の精神が有名で、当社の経営理念にも「三方よしの精神でみん …

[言葉]朋あり遠方より来たる、また楽しからずや

論語に出てくる孔子の言葉 「朋あり遠方より来たる、また楽しからずや」は、論語に出てくる孔子の言葉と言われている。 志が同じ仲間と酌み交わす酒は、人生最高の喜びである、という意味。 「同志」との語らい …

脳科学者が教えてくれた「周りの人を変える方法」とは

「相手や周りを変えるには、まず自分が変わること!」と言われるが本当か? 知り合いでもある脳科学者の岩崎イチロー博士から定期的に配信されるメルマガに、興味深い記事があった。 テーマは「周りの人を変えるに …

ゴルゴ松本 魂の授業

ネットで見つけた動画。 お笑い芸人、ゴルゴ松本さんが少年院で行った「魂の授業」。 フジテレビ「ジャネーノ!?」という番組で放映されたものらしい。 YouTubeの動画は > こちら いろいろな漢字をも …

no image

今日の朝礼:12/1(火)「人事をつくして」

※朝礼での輪読:松下幸之助著「道をひらく」より 今朝の朝礼輪読はタイトル「人事をつくして」。 「人事をつくして 天命を待つ」ということばについて。 私心にとらわれることなく、人としてなしうるかぎりの力 …