
経営塾の先輩でもある京谷さんの壮絶な生き様
京セラ創業者の稲盛和夫氏が主催した「盛和塾」(*1)の先輩でもある京谷忠幸氏。
(*1) 盛和塾は2019年解散。その後 全国各地で後継塾としての活動が続いている。
その京谷さんが本を出版されたと聞いて早速アマゾンで予約し、届いてすぐ読破した。
京谷さんは盛和塾時代から存じ上げており、その穏やかな物腰といつも謙虚な姿勢で慕ってはいたが、ワタシ以上に古くから京谷さんとお付き合いのある諸先輩方が 皆さん「京谷さんはすごい人だ」と仰っていて、、この本を読んでやっとそれが理解できた。
幼少期からの不遇と紆余曲折の人生
若くして両親を亡くし不遇な境遇で、これでもかこれでもかと次から次へと不幸な出来事に見舞われる。。
普通であればグレても おかしくない、、と思ったら、やっぱりグレて悪さをするようになったが、今の京谷さんしか知らない私には グレた姿が想像できない。
でも、最後の最後で踏みとどまり あっちの世界に行かず、半ばダマされるようにして連帯保証で背負った親の借金も自ら返済するという男気と信念には感服します。
会社設立後も山あり谷あり、、天はどうしてこうも試練を与えるのか。。
ビジネス書的な自叙伝ではなく「小説」
読み始めるまでは、京谷さんの自叙伝で所謂(いわゆる)ビジネス書的なものを想像していたのだが、文体が「小説」になっており、堅苦しくなくスラスラと読めた。
読み始めたら没入してしまい一気に読み終えました。
人は壮絶な経験をするほど、強く そして人には優しくなれるのだろうか。
偉人は皆、最後にはボランティアや福祉に傾倒していくのか、、京谷さんも例外ではない。
昨年末ある集まりでお会いしたときは、少しお痩せになった感じはあったが 顔色も良く さらに柔和な仏様のような表情をされていらしたのが印象的だった。
本書は期待以上の良書で、ぜひ多くの人に読んでいただきたい。

