75「製品の語りかける声に耳を傾ける」 問題が発生したときや、仕事に行き詰まったときには、その対象となるものや事象を真剣に、謙虚に観察し続けることです。 たとえば、製造現場では、あらゆる手を尽くしても歩留りが思ったように向上せず、壁にぶちあたることがよくあります。 そんなときは、製品や機械、原材料、冶工具にいたるまで、工程全体をすみずみまで観察し、素直な眼で現象をじっと見つめなおすことです。 不良品や整備の悪い機械があれば、その泣き声が聞こえてくるはずです。 製品そのものが、解決のヒントを語りかけてくれるのです。 先入観や偏見をもつことなく、あるがままの姿を謙虚に観察することが大切です。